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慢性疲労症候群の正体(私の場合)

一般的に慢性疲労症候群の正体はわかっていない。検査でなかなか異常が検出できないことは、治療・療養のためのヒントがないだけでなく、医療者や周りの人から心ない言葉を浴びせられることも多く、患者にとってつらく深刻な問題となっている。

そんな中、私は発症から7年を経てようやくおおむね原因を突き止めることができた。特殊な抗体で陽性反応が出たのである。要は神経系の自己免疫疾患であることが判明した。

特殊な抗体とはgAchR抗体(抗ガングリオニックアセチルコリンレセプター抗体)である。これは2015年現在、日本では熊本大学病院(2015年3月までは長崎川棚医療センター)でしか検査できない抗体で、病院の通常の検査項目には含まれていない。血液を熊本に送付しなければならないのである。(*0)

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gAchR抗体は自己免疫性の自律神経節障害(AAG)をおこす抗体として、2000年以降、海外の神経内科領域で注目されはじめた。AAGの症状は、起立性低血圧、動悸・失神、口腔内の乾燥、発汗の障害や暑がり、排尿障害、便秘や下痢などの腸管運動障害、性機能障害などの自律神経症状が出ると言われている。また部分的な症状の場合もある。(*1)
日本では2011年から上述の病院でのみ検査できるようになった。

AAGとは聞きなれない言葉だが、概念の背景には「ギランバレー症候群」がある。自己免疫性神経疾患である「ギランバレー症候群」の中に、変わり種のような病態として、自律神経のみが障害されるパターンがある。これをAAGという概念で語るようになり、AAG患者の約50%で、gAchR抗体陽性であるとわかってきた。(*2) (*3)

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★抗gAChR抗体検査に関する情報は抗gAChR抗体検査についてをご確認ください★

(*0)熊本大学医学部付属病院 神経内科 検査依頼 gAChR抗体

(*1)自律神経障害における新たな抗体測定法を確立  ~本邦初の自律神経系疾患の新たな診断が可能に~

(*2)自己免疫性自律神経節障害 autoimmune autonomic ganglionopathy

(*3)Autoimmune autonomic ganglionopathy と acute autonomic and sensory neuropathy

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(次のページ)私がgAchR抗体にたどり着いた経緯---->

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