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精神疾患とME/CFSの違いや誤診された時の問題点

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(以下ME/CFS)は、ほとんどの病院で診断を受けることが難しく、また精神疾患(うつ病、仮面うつ病、身体表現性障害、不安障害、抑うつ状態)と誤診されることの多い疾患です。
この病気を知らない医師、存在を否定している医師、知識はあるが診断を下すことが難しい医師が多いためです。また病気の診断基準が何度か変わっていることで医師が困惑している部分もあるかもしれません。

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多くの医師は、一般的な検査で異常が出ないと、患者さんの精神症状をヒアリングせずに、精神科・心療内科に送ろうとします。また患者さんが精神的に困っていないことを伝えても、精神科・心療内科に送ろうとします。(大きな問題ですが)

多くの精神科・心療内科では、患者さんが身体の不調を中心に訴えても「うつ病」「仮面うつ病」「身体表現性障害」「不安障害」「抑うつ状態」のような、精神に関する病名をつけてしまいます。(これまた大きな問題ですが)精神科・心療内科でこのような病名をつける時、科学的根拠に基づいて診断が行われているわけではありません。そのかわり患者さんの主訴に忠実に耳を傾けるのが本来の運用なのですが、実際には、患者さんの主訴をテキトーに無視したり捻じ曲げたりして診断していることが少なくありません。これは事実です。

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上述のような精神科・心療内科での診断が誤診である場合、主に以下の3点について有害・危険です。

1.一旦精神科・心療内科の預かりとなると、患者さんが自分で気づいて強行脱出しない限り、途中で「もしかして他科の病気かも」と言われる機会は皆無です。それにより長期にわたり適切な診断・治療の機会を失います。

2.上述のような病名では、患者さんの身体の状態に対する科学的根拠が無い状態で、投薬治療を行います。そのため投薬により、体内で不足している物質が余計減ったり、バランスが良かった部分が崩れてしまうなど、予期せぬ深刻な副作用や依存症が起こる恐れがあります。そして実際にそうした問題が起きても医師は元に戻すことはできません。患者さんは治療どころか危険にさらされています。

3.病気が精神的なものとみなされると、症状が軽症だと誤解される傾向があります。患者さんの身体の症状が深刻でも、医師も周りの人も、身体の安全を考慮するという考えに至らなくなり、患者さんの重症化につながります。

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このような事情から、誤診で精神科・心療内科に入れられてしまっているケースでは、早く救出して適切な診断・治療へと移す必要があります。

発症直後は精神疾患と診断されたとしても、どうも違う気がする、薬が合わない、数カ月しても良くならない場合には、他の病気を疑ってください。ME/CFSの可能性がないか、あるいはこれに関連する病気の可能性がないか疑ってみてください。患者さんの主訴に合う他の病名がないか探してみてください。

そして納得いくまで何十軒でも病院を当たる、その病気で日本一の病院にかかる、くらいの覚悟が要る場合もあります。医師や周りからの批判に負けないことも大切です。

本当は身体疾患である患者さん、本当はME/CFSである患者さんが、どうか誤診が長引くことのないように、少しでも適切な診断や治療に近づけるように、切に願っています。

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