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段階的運動療法/認知行動療法

■2017年7月
米国CDCは、これまでME/CFSの治療方法として掲載していた段階的運動療法と認知行動療法を削除しました。当HPでも以前から記載していた通り、これらの治療はそもそも出来ない、悪化する、全然改善しない患者さんが少なからず居ましたので、CDCのHPから削除された事はME/CFSの理解について前進したと考えられます。
(CDCのHP)https://www.cdc.gov/me-cfs/treatment/index.html
(参考記事)https://undark.org/2017/07/26/cdc-chronic-fatigue-graded-exercise/

段階的運動療法(Graded Exercise Therapy:GET)
段階的運動療法とはウォーキングや水泳のような運動や身体活動を、目標に向けて少しずつ、運動強度を増やしていく治療法です。きちんとした監視下で行われ、できればこの病気に詳しい理学療法士や作業療法士の指導のもとで行うのが望ましいとされています。患者さんの症状や活動レベルに応じて、行う運動のレベルが決められることになっています。

実際には医療機関でこの治療を行うことは難しい場合が多く、生活の中でウォーキング等を行うようにすすめられることが多いです。

しかしウォーキングのような有酸素運動はやる気はあっても体調が悪くて出来ない患者さんが多いのも事実です。

そのような場合には軽いストレッチや軽い無酸素運動などでも良いので、少しでも筋肉を動かしたり身体の流れを良くすることにつなげられるといいでしょう。

なお疼痛の症状が強いなどの理由でこの療法が合わない場合には控えるようにしましょう。
認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy:CBT)
認知行動療法とはものの考え方や感じ方に働きかけて、気持ちを楽にするという心理療法です。
認知行動療法の対象だからといって、特にこの病気が心理的なものと見なされているわけではありません。
認知行動療法はこの病気の治癒を目的としているわけではないのですが、症状の緩和や闘病生活に対処するために行われるものです。
(補足)
段階的運動療法(GET)と認知行動療法(CBT)は海外でよく取り上げられている治療法です。(*1)

ただ効果については議論がされており、どちらの治療法も、効果が出る患者さんも居る一方で、悪化してしまう患者さんもいます。(*2)

他の治療法にも言えることですが、この病気では患者さんごとに症状や重さが異なるので、よく注意して患者さんに合う治療法を行うようにしましょう。

<参考>
(*1)Patient.co.uk Chronic fatigue syndrome
(*2)ME Association, Our CBT, GET and Pacing Survey
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