各都道府県の対応
各都道府県の対応 |
・青森県 慢性疲労症候群について|青森県庁ウェブサイト |
・東京都 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群|東京都難病相談・支援センター |
・静岡県 慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)について |
・岐阜県 岐阜県:慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)について |
・大阪府 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)について |
・福岡県 CFS(慢性疲労症候群)について |
厚生労働省「慢性疲労症候群の日常生活困難度調査事業」(H26)の調査結果
厚生労働省が2014年10月-11月頃に慢性疲労症候群患者の日常生活困難度調査を行いました。以下は厚生労働省からリリースされている調査結果です。
■ 事業実施報告書 慢性疲労症候群患者の日常生活困難度調査事業
結果概要
(注意:以下は2015年4月22日に衆議院第一議員会館で行われた報告会のときの数値です。正確な数値を確認する場合は、上記の厚労省の資料をご確認お願いします)
■患者概要
男性56名 女性195名(男女比22:78)
平均発症年齢 31±11.8歳
罹患期間 6.3±6.1年
重症30.2%、中等度35.1%、軽症31.5%
<発症に関する調査結果>
■考えられる発症要因(上位4項目)
感染症 76名
発熱 68名
過労ストレス環境変化人間関係 58名
思い当たらない 51名
■発症時の症状(回答が80%を超えている項目)
肉体的精神的疲労
疲労回復しない睡眠障害
回復に24h以上かかり悪化傾向
一時的に動けない疲労
リンパ節の痛み
集中力低下
<症状に関する調査結果>
■6ヶ月以上継続している症状(上位5項目)
肉体的精神的疲労 88.8%
疲労回復しない睡眠障害 88.0%
回復に24h以上かかり悪化傾向 86.3%
体温調節障害 79.9%
広範囲な筋肉等の痛み 78.7%
■家事の後に寝たきりになる割合
重症 95.9%
中等度 73.6%
軽症 44.6%
■通院の後に寝込む割合
重症 95.7%
中等度 79.1%
軽症 58.0%
■歩行能
重症: 0m→15.3%、1-10m→27.8%、10-100m→31.9%、100-1000m→25%、1000m以上→0%
中等度: 0m→6.0%、1-10m→4.8%、10-100m→14.5%、100-1000m→50.6%、1000m以上→24.1%
■症状を悪化させる原因(複数回答可)(上位5項目)
無理せざるを得ない 72.3%
気圧季節の変化 55.2%
ストレス 51.1%
休養できない 49.8%
睡眠障害 46.2%
<闘病を取り巻く環境の困難さに関する調査結果>
■一番困っていること(上位5項目)
症状が耐え難い 63.7%
専門医がいない 49.7%
社会的孤立 46.3%
経済的 45.6%
病気への無理解44.6%
この結果を踏まえて、バイオマーカーや治療方法に関する研究体制の強化、診察できる医療機関の増強など、闘病をとりまく環境が改善することを切に願います。
障害年金・障害者手帳について
■ 障害年金について
慢性疲労症候群CFS・線維筋痛症FMS・化学物質過敏症MCS・脳脊髄液減少症の障害認定(障害年金.com様のページにリンクします)
http://www.shogai-nenkin.com/cfs.html
■ 障害者手帳について
障害者手帳を取得する
http://mecfsinfo.net/disabilitycertificate
海外の主な取り組み
■ 米国疾病対策センター(CDC) 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(Myalgic Encephalomyelitis/Chronic Fatigue Syndrome) https://www.cdc.gov/me-cfs/index.html |
■ 米国国立衛生研究所(NIH) TRANS-NIH ME/CFS WORKING GROUP https://www.nih.gov/research-training/medical-research-initiatives/mecfs |
■ 米国国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS) Common Data Elements (CDEs) for Myalgic Encephalomyelitis/Chronic Fatigue Syndrome https://www.commondataelements.ninds.nih.gov/MECFS.aspx#tab=Data_Standards |
■ The European ME/CFS Biomarker Landscape project: an initiative of the European network EUROMENE ヨーロッパでバイオマーカー研究を推進するためのプロジェクト。2012-2016にどのような研究が行われてきたか確認できます。 |
■ NIH運営の臨床試験データベース NIH ClinicalTrials.gov, ME/CFS |
(更新日 2018-07-08)