筋痛性脳脊髄炎 / 慢性疲労症候群 情報サイト

生活の注意点

日常生活を無理に発症前の状態に近づけようとせず、症状に合わせた無理のない生活に変えるようにします。
以下は生活の注意点です。症状のせいでコントロールがむずかしいこともあります。できる範囲で参考にしてください。

睡眠

この病気を発症すると様々な症状のせいで睡眠パターンが変わってしまう患者さんが多くいます。ただ、身体をあまり動かせない状態であったり休憩する場合でも、できれば昼寝という形にならないように、無理のない範囲で少しずつ変えましょう。またできれば、身体をあまり動かせなくても午前中に太陽の光を浴びるようにしましょう。
なお睡眠症状が強い場合は「睡眠障害」をご確認ください。

休憩

休憩はとても効果的です。多少作業できる体調でも、後で猛烈な倦怠感が襲ってくる事にならないように、こまめに休憩しましょう。そのなかでリラクゼーションもできるといいでしょう。

リラクゼーション

リラクゼーションは痛みや睡眠の質、ストレス、不安などをやわらげます。イメージ療法や呼吸法などいろいろな有効な方法があるので、休憩の際に取り入れましょう。

ペーシング

活動と休息のバランスを取り、どの程度の活動が大丈夫かを知ることは大切です。エネルギー確保のため、活動による体調悪化を感じる前に、活動を止めるようにしましょう。日常の活動を変えるには時間がかかることもありますが、長期的な体調管理にペーシングはとても大切です。

食事

バランスのとれた食事は大切です。そのときに患者さんが過敏になっている食べ物、飲み物を避けるようにしましょう。また一度にたくさん食べ過ぎないようにしましょう。
なお遅発性フードアレルギーを起こしている場合は、症状が数時間後や翌朝あらわれるため、患者さん自身がアレルギーに気づきにくかったり、何を避ければいいかわからないことがあります。気になる方は「遅発性フードアレルギー」をご確認ください。


参考:Chronic fatigue syndrome, Myalgic Encephalomyelitis(Patient.co.uk)

(更新日:2020-07-26)

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