米国疾病管理予防センター (CDC) が以前に使用していた診断基準です。改訂は行われていますが、基本的に1994年の診断基準を踏襲した内容です。
現在米国では「米国医学研究所(IOM)提唱の診断基準(2015)」が参照されています。
また今後、「国際的合意に基づく診断基準(2011)」を踏まえるなどして、内容が見直しになる可能性があります。
米国(CDC)の診断基準
1 | 著しい慢性疲労感が6カ月以上連続して続き、それがいま行っている労作に起因するものではなく、また疲労に関係する疾病によるものではない |
2 | 疲労感が日常生活や仕事を明らかに妨げている |
3 | 以下の8つの症状のうち4つ以上が6カ月以上続く |
労作後の全身倦怠感が24時間以上続く | |
睡眠をとっても回復しない | |
短期的記憶や集中力の明らかな機能障害 | |
筋肉痛 | |
複数の関節に痛みがあるが、腫れや圧痛は認められない | |
頻繁で繰り返される喉の痛み | |
首またはわきの下のリンパ節の圧痛 | |
頭痛(以前と異なる種類、パターン、酷さ) |
参考:
・Fukuda criteria
・Diagnosis of ME/CFS
・Generally accepted criteria for diagnosing ME/CFS and ME
(更新日:2020年10月24日)